2018年 10月 15日(月曜日)
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水分摂取法-制限期はひと工夫で乗り越える!適量は尿の色で判断する

<要約>―――――――― ・リバウンド期間中、ひどく口渇を感じるが、その欲求にもとづく水分の過剰摂取は、低蛋白血症、滲出液量の増加に結びつく。 ・水分制限は、1000~1500ml/dayがひとつの目安となる(佐藤健二著『患者に学んだ成人型アトピー治療―脱ステロイド・脱保湿療法』柘植書房新社 (2008/05))。 ・水分制限は、低蛋白血症の予防、滲出液量の減少に効果がある。 ・私の場合、水分制限は、口渇が感じられてから滲出液が出終わるまでの期間行っていた。 ・水分制限のテクニックは、コップ一杯の水でもちびちび飲むこと。じゅーすなども織り交ぜて、気分を変えながら楽しく飲むこと。 ・薄く黄色みがかった尿であれば、適切な水分摂取量であると判断がつく。 ―――――――――――― 今回は水分摂取について記します。   水分制限の効能-皮膚の回復速度と滲出液量、低蛋白血症 水分摂取量は、滲出液と併せて考えなければなりません。つまり、水分を多く摂るとそれだけ滲出液の出る量が多くなるからです。これは、脱ステ中の身体が、新陳代謝が健常になっておらず、また、皮膚の機能が完全に回復していないため、全身の水のめぐりが悪く、摂取した水分を有効に活用することができないのが理由です。有効利用されなかった水分は概ね滲出液となって体内から排出されるというのがその道理です。  ですから、滲出液が出ている期間は極力水分を控えなければなりません。ですが、この時期の水分制限はかなり酷な制約ともいえます。滲出液がでていて、体内に取り込まれる水分が少ないから口渇が起こり、それを満たそうとするあまり、水分を取ると滲出液量が多くなる。滲出液量が多くなり、体内に取り込まれる水分が少ないから口渇がおこる…、堂々巡りであるからです。  しかし、ここは水分制限を行ってください。この時期の水分摂取量はできるだけ 1000~1500ml/day の範囲に収まるようにしてください。水分制限を行えば次のような点を満足することができます。    利点1.低蛋白血症を防ぎ、皮膚の改善が早くなる 利点2.滲出液(滲出液は主に夜にでます)の量が少なくなる   この2点が利点として挙げられます。 特に1点目が重要です。 1点目について説明します。 まず、低蛋白血症とは、血液中の 蛋白濃度が正常値よりも少なくなることです。皮膚をつくるのは蛋白質。食事で折角とった蛋白を、過剰な水分摂取による蛋白濃度の低下により、体外へ 無駄に排出されているといわれれば、過剰な水分摂取は愚といわざるをえません。皮膚の改善を助けるためにも、ここは我慢して、水分制限を守らなければなり ません。 2点目についてです。水分を取りすぎないようにすると、夜中に出る滲出液量は感覚的に少なくなったのがわかりました。しかし、 滲出液が出る時期はどんなに水分制限をがんばっても出ることは出ますから、水分制限の効用があるとはあまり自覚できないかもしれません。私の経験上、ほんの気持ち分だけ液量が少なく なったかな…?という程度でした。 水分制限の効果を推し量るには、滲出液量の大小で考えるのではなくて、1点目に記したように、皮膚の改善のスピードで計ればよいです。しかし、それも目に見えて極端にわかるわけではありませんし、自分の身体が2つあって比較実験しているわけではありませんから、「あぁ、今日はこれだけ水分摂取を守ったのだから、きっと皮膚の治りも早いだろう な…」と精神上の効用に代えざるを得ないのは仕方のないことですが、やはり、水分を飲みすぎた日と制限量を守れた日と比較すると、後者のほうが皮膚の治る速度に乱れがない気がしました。 私は、水分制限は、滲出液が出終わるまで行いました。 一口大の氷、白湯の利用    水分摂取のコツとしては、一口大の氷を口に含んで、時間をかけて溶かしながらて水分を摂るのはお勧めです。口の粘膜に水分を十二分に行き渡らし、固形から液体の水分を取り出すようにイメージしながら氷を溶かすと心理的に効果的です。      氷のほかにも白湯を飲む方法もあります。温度は気持ち高めにして、熱いものをすするかのように白湯を飲みます。水分制限期が秋~冬場に入るのならお勧めの方法です。もちろん春~夏期でも効果的です。私は春~夏場の脱ステ脱保湿期間でしたが、白湯でのちびちび水分摂取はがぶ飲みを防ぎ、身体も温まり、効果ありました。   氷、白湯いずれにせよ、がぶ飲みをせず、ちびちび水分を摂ること、これが水分制限期間において大切な水分の摂り方です。    ジュースも楽しみの一つに    水分制限も脱ステ・脱保湿中の過酷なものの一つです。脱ステ・脱保湿中は味覚も鈍化するので、水だけを飲むのではなくて、ジュース類(ポカリ、サイダー、コーラ、ファンタなど)も飲むのも許されます。ただでさえ、のどの渇きと闘っており、大変な思いをしています。佐藤健二先生の本にも「水分摂取にはアルコールやコーヒー(コーヒーは刺激物となると懸念されています)以外のものであればなんでもよい」、ということが書かれてありましたので、気持ちの面で楽になります。私は、日常的にジュース類は飲まないのですが、この水分制限期間はいろんな 種類のジュースをちびちび味わうように飲んでいました。 しかし、コーラや炭酸飲料は身体に負荷をかけるように思いますので、私は途中から野菜ジュースを楽しみのひとつとして飲むようにしました。酸化防止剤のビタミンCが入っていない野菜ジュース、果物ジュース、ミックスジュースがお勧めです。    水分制限は滲出液が止まるまでの辛抱です。口渇は幾週間も続きますが、皮膚の改善を促進させるためにも辛抱します。   (用語解説)  低蛋白血症:血清蛋白の濃度が正常値以下になった状態。血清蛋白 のなかでも、アルブミンが減少することが多い。内因性と外因性とがある。内因性のものは先天性無アルブミン血症、蛋白合成の低下、蛋白分解の亢進、体外へ の蛋白喪失などによる。外因とは蛋白の供給不足で、蛋白摂取量の低下、腸管からの吸収不全などによる。症状は浮腫、貧血、食欲不振、慢性下痢、心機能低下 などが生じる。原疾患の治療が基本であるが、血清蛋白量を上げるために、濃厚ヒトアルブミン、乾燥プラスマ、アミノ酸剤などの注射や輸血を行う(出典:ブリタニカ) アルブミン:単純蛋白質の一種。血清中には約7~8%の蛋白が含まれており、現 在、約100種類が知られているが、アルブミンが最も多く、血清総蛋白の70%近くを占めている。これらの血清蛋白は体の健康を維持するため、常に体内で 合成され続けているが、肝臓や腎臓などの機能障害で体内の代謝に異常が生じると、血液中のその値が変動するので、その測定が疾病の診断に利用されている。 ことにアルブミンとグロブリンの比(A/G比という)の測定は重要で、血清総蛋白の値は正常でも、この比の値が低下した時は、肝臓障害や癌が疑われる(出 典:ブリタニカ)   適切な水分摂取量は尿の色で判断する    水分が適切に摂取できているか判断するには、尿の色で見分ける方法があります。 黄色の尿であれば適切な水分量、透明であればそれは水分の摂りすぎです。 薄く黄色がかっている尿であれば、適度な水分摂取だと判断します。   日々、淡く黄色の尿となるように水分摂取量を調節しましょう。

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