この記事では、アトピーのステロイド離脱時に体内から出現する「滲出液」の対処方法について記す。

滲出液は日中よりも夜間に多い

滲出液は、昼間より夜間に多い。それは体内の血のめぐり(水の循環)が夜間帯に低下するためである。夜は一日のうちで体が休まる時間帯、血流のながれも緩やかになります。私の場合は夜7時、8時あたりから滲出液が出始めた。夜中もずっと滲出液が出続け、朝方、太陽が地平線から顔を覗かせる頃になると治まっていた。

滲出液は、ステロイド外用剤を常時塗布していた首の付け根・両肩・両脇・背中・腰から最も多く出液した。

 

滲出液にはガーゼを

滲出液を抑える方法は、洗濯して柔らかくしたガーゼを糜爛(びらん)した患部にあてる。ガーゼはテープで止めなくてもよい。滲出液それ自体でガーゼが体表へ貼りつくからだ。液量が多い時はガーゼを2,3枚重ねて液を吸い取るようにしたが、あまりに重ねる枚数が多いと保湿になるため注意すること。
加えて、滲出液をティッシュなどでぬぐい取る行為はしないほうがよい。滲出液には皮膚の回復を加速させるタンパク質などの栄養分が含まれており、それらを皮膚から除外してしまえば治療に時間がかかってしまう。特にティッシュペーパーは使ってはならない。 利便性が良いためついついティッシュペーパーを使いたくなるが、製造過程でティッシュペーパーに付着した化学物質が皮膚への刺激物質となる。よって皮膚状態が悪化したり、治療が遅くなる。滲出液はガーゼに吸わせるのがベストである。
ガーゼから滲出液がしみ出し、シャツが濡れ、シャツもガーゼと一緒になって皮膚に貼り付いている状態は問題ない。入浴するまでそのままにしておく。入浴したときシャツの上からシャワーをかけ、その流水の勢いで皮膚とガーゼとを離すようにすれば、簡単にガーゼが皮膚から滑り落ちる。

Tシャツの色は、滲出液がしみ込んでいるのが外見からわかりにくいように紺・黒系のものを着たほうがよい。滲出液で濡れたTシャツをみるのは、私はとても辟易したものである。

外出する場合はシャツの替えを2,3枚持参すること

私は学校に通いながらのリバウンド期間を過ごした。そのようにどうしても外出しなければならないときは、着替え用のTシャツを2,3枚持参しておくのがよい。滲出液がシャツに染みて身体が冷たくなったときに着替えるようにすること。着替えの場所はトイレがよい。

滲出液の臭い対策は…どうにもできなかった

滲出液は独特の臭いがする。あの臭いというものはなんとも鼻につく臭いであり着ているシャツはもちろん、バスタオル、フェイスタオル、布団、床など、ありとあらゆるところに臭いがしみつく。家族には申し訳なさでいっぱいであった。自分の身体からあのような臭いのする液体が出、自分はほんとうに治るのかどうか心配であった。
自分がみじめに思えたときが何度もあある。たとえるなら、「もののけ姫」の中でエボシ御前に養われて別居で生活している病人たち(ハンセン氏病患者)がいたが、あの方たちのように全身に包帯を巻いてムシロの中で寝ていたい…まさにそんな心境であった。
自分では滲出液を止めることができず、身の回りのことは全て他人任せ…。ほんとうに申し訳なく居た堪れない思いであった。滲出液が出る時期は気落ちすることが幾度もあるが、たとえ気落ちしても「それでいいんだ」と思うこと。気落ちするだけ気落ちすると、「絶対この苦しみから這い上がってやろう!」という気構えができる。

あせらないで、ゆっくり治すこと。必ず治る。

コメントを投稿できます。お名前、メールアドレス、ウェブサイトは任意記入です。