この記事では、ステロイド離脱時の入浴方法について、私の体験を交えながら記す。

免疫不全状態にあるステロイド離脱時において、入浴行為は非常に体力を消耗する行為である。よって入浴回数、入浴時間、入浴方法(シャワーか湯船利用か)、使用石鹸・シャンプー類、タオルの使い方に至るまで慎重に選択し、皮膚の状態や体調に合わせてう適宜調整されるべきである。

入浴欲求は悪寒から

滲出液が出ている時期(私の場合は、ステロイド離脱を開始後~2ヶ月間)は、滲出液で湿ったシャツにより体表から熱が奪われ寒く感じると、時間帯に関わらず、すぐに入浴していた。深夜2時頃、悪寒で目が覚め、入浴したこともあった。入浴は多い時で一日3回もあった。(※これが体力低下を引き起こし、後にカポジ水痘様発疹症を発症することになる)
滲出液が出ているときは、極度の悪寒を感じる。その悪寒と滲出液の熱の放散による身体の冷えとをやり過ごすため、入浴を1日に複数回行っていた。悪寒が入浴をして温まりたいという欲求を生み出すことがステロイド離脱時にはよくあるのだ。

入浴はなるべくしない。してもシャワー浴15分程度に留める

しかし、入浴行為は新生した皮膚の細胞を洗い流したり、体力低下を引き起こしたりするため、極力制限しなければならない。私は40分湯船に浸かる方法で1日1~3回の入浴をしていたが、当然体力低下が著名に表れ、カポジ水痘様発疹症を発症するという痛い目にあってしまった。入浴はシャワーのみ、10~15分程度の短時間、それもなるべく毎日入らない方法をとるのがよい。
もちろん雑菌を洗い流す利点があるため、適度な入浴はすべきであるが、それも10~15分のシャワーで洗い流せる。ごしごしこすらず、シャワーの流水で自然に洗い流すようにする。
皮膚が回復してくると、半身浴ができるようになる。滲出液が収まり、痂疲(かひ:かさぶたのこと)の生成速度が優位になるころが目安である。私は、浴槽にお湯をため半身浴をし、上半身はシャワーで洗い流していた。このときごしごし身体をこすらないように気をつける必要がある。ここでもシャワー水の勢いで皮や落屑を洗い流すこと。強くこすると柔らかい新しい皮膚までが洗い流されてしまう。

石鹸は固形の牛乳石鹸「青箱」

石鹸選びは、合成化学製品のシャンプーやボディソープは厳禁である。化学合成されたシャンプーやボディーソープは界面活性能力化学物質がとても高く、ステロイドリバウンド中の皮膚を傷めてしまう。
昔ながらの固形石鹸を使うこと。私は牛乳石鹸の「青箱」を使用した。「赤箱」も売られていますが、赤箱は保湿成分スクワランを含むため、保湿剤離脱の妨げになる。

身体の洗い方・石鹸の使い方

タオルは使わず、石鹸用の泡立てネットを使い、泡を皮膚に置くようなイメージで身体を洗った。タオルを使ったこともあったが、私にはタオルの繊維が痛く感じ合わなかった。
滲出液が出る糜爛(びらん)した患部を石鹸で洗わない方法もあり、もちろんその場合はシャワーで洗い流すのみ。「垢がついているようで、なんだか気持ちわるい」という場合に石鹸を使った。このように皮膚の状態に合わせてケースバイケースに対応した。
痂疲(かひ)ができ始めるようになると、石鹸を使うと皮膚に痛みが残りだしたため、石鹸を使うのを控えた。その後十分に皮膚が元通りになってから石鹸を使い始めた。実際にお湯で流す場合と石鹸を使った場合とを比べて、皮膚刺激が少ない方法を選択するのがよいだろう。

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